2013年6月4日
ケニア森林研究所(KEFRI)が、本プロジェクトのカウンターパート機関です。ここは、もともとケニア農業研究所(KARI)の一部だったのですが、1986年に独立した機関として設置されました。名称のとおり森林及び林業に関する研究機関ですが、併せて種子の生産・配布、研究成果の普及などにも力を入れています。組織としては森林公社などとともに林業野生生物省の下の外局のような位置づけにあります。
本部はナイロビの中心から25キロメートルほど北西のムグガにあり、全国に6つの支所があります。本プロジェクトではこの本部と、ナイロビから南東に約200キロメートルほど離れたキツイの支所が主な活動エリアになります。KEFRIは創設当初から日本との関係が深く、本部及びキツイの施設は1980年代以降の日本の無償資金協力で建てられていますが、大事に使いながらメンテナンスをしているせいか、今でも建築当初の外観、機能を十分維持しており、訪問される皆さんは驚かれます。
また、技術協力のカウンターパート機関として、創設時からのべ20年にわたり、社会林業や乾燥地造林に関する技術開発や研修、普及などを目的とするプロジェクトがいくつか継続して実施されてきました。研修で日本を訪れた経験のある研究者/カウンターパートも多く、彼らに挨拶すると日本語で挨拶が返ってきます。
日本に親しみを感じてもらえるのは、日本人専門家としてもやりやすいと感じるところであり、本プロジェクトを通じて、今まで築いてきた関係をさらに深いものにしていきたいと願っているところです。
(おざわ)
KEFRIのゲート
KEFRI構内地図
KEFRI本部構内
KEFRI本部オフィス棟
KEFRI本部研究(ラボ)棟
KEFRI本部管理棟
KEFRI本部宿泊施設
KEFRI本部ダイニングルーム
KEFRI-キツイ管理棟
KEFRI-キツイ研究(ラボ)棟
KEFRI-キツイ構内
KEFRI-キツイ宿泊施設
KEFRI-キブウェジ管理棟
KEFRI-キブウェジ苗畑