2013年6月4日
2012年8月下旬に2チームの短期専門家チームが来ケしました。1チームは、(独)森林総合研究所 林木育種センターの宮下氏と山口氏で、もう1チームは、九州大学の玉泉氏と後藤氏です。これが、本プロジェクト初の短専チームの来訪です。
林木育種センターチームは、KEFRIキツイセンターを中心に、プラス木からの接ぎ穂の採集、台木への接ぎ木、苗畑の管理に至る一連の作業の指導を行いました。これに先立って2012年7月にケニア側の4名が日本に研修に行っていたので、宮下氏と山口氏を補助しながら他の作業員に指導するなど、作業はスムーズに進められました。また、同チームは、キツイ地区とキブウェジ地区での採種園候補地の現地を確認し、アドバイスを行いました。
一方、九大チームは、耐乾燥特性研究のための樹径測定メーター(デンドロメーター)を、KEFRIキツイセンターのティバ試験地に既に植栽されているメリア・ボルケンシーにセットしました。この樹径測定メーターは玉泉先生お手製で、ケニア側のカウンターパート達は「ギョクセン・メーター」と命名していました。
(なるみ・おざわ)
左2名は、FTBCの宮下、山口両氏
山口氏による接ぎ木の指導
キツイセンター長がメリアの採種場を紹介
フィールドでの議論
玉泉氏(中央)によるメーター取付指導
後藤氏(右)によるメーター調整指導
ギョクセン・メーター(デンドロメーター)