2015年10月1日
彼と一緒に仕事をした人は、たぶん皆そう思うのではないかと思います。ゆったりと落ち着いて、穏やかに構えて、しっかりと仕事をする人。人にも木にも思いやりを持って接し、同じ場にいるだけでなんとなく安心させられる人。ケニア人のカウンターパートにも慕われていて、彼はいつまたケニアに戻ってくるんだといつも聞かれます。
2014年7月に、2年間、プロジェクトのチーフアドバイザーを務めた小澤眞虎人氏が所属先の林野庁に戻りました。彼は20年前にもケニア森林研究所(KEFRI)とのプロジェクトで働いた経験があり、再びの古巣での仕事に意気揚々と取り組み、プロジェクト活動の基礎固めをしっかりと完成させました。大好きなケニアでは、まだまだやりたい仕事がたくさんあったのですが、諸般の事情で、後ろ髪を引かれながらの帰国となりました。2015年6月現在、仙台森林管理署の署長ですが、陰に日向に私たちのプロジェクトの強力なサポーターであり続けて頂いています。
小澤眞虎人氏と交代のために、2014年6月に武田祐介氏が林野庁から赴任してきました。彼は2001年から3年間インドネシアでJICA技術協力プロジェクトに参加していた経験があります。ケニアはまったく初めてですが、全てが新鮮な環境の中、プロジェクトをゴールに導くべく、意欲的に仕事に取り組んでいます。人柄は紳士的かつ理性的で、いつも優しい笑顔をたたえているので、彼もまたケニア人カウンターパートから非常に親しまれています。
<本人コメント>
これまでの2年間で作られた基盤の上にしっかりと成果を出せるプロジェクトにしていきたいと考えています。よろしくお願い致します。(武田)
(なるみ・たけだ)
小澤氏とカウンターパートのアウカ氏
ワークショップでプレゼンをする小澤氏
眺める先にキツイ採種園が出来ました。
眺める先にキブウェジ採種園が出来ました。
メリアの傷を手当てする小澤氏
若手のカウンターパートを指導する小澤氏
新旧のチーフアドバイザー(小澤・武田)
キツイ検定林のメリアと並ぶ武田氏
キブウェジ検定林の見回りをする武田氏
若手カウンターパートへの指導も継続