2018年1月31日
2017年12月から2018年1月
2017年11月の持続的森林管理計画研修を経て、エンブとタイタタベタの二つのパイロットカウンティの森林について、コミュニティを対象にバラサという会議を開催しました。これは持続的森林管理計画を作成していくための最初のプロセスとして、持続的森林管理計画の理解を深めるために実施しています。
バラサの開催はMinistry of Interior and Coordination of National Governmentの地方組織におけるロケーション(行政界のようなもの)のチーフの呼びかけにより開催されます。
最初は、2017年12月13日から14日にかけてエンブカウンティのKiangombe森林についてバラサを開催することとなりました。1日目はKathekaサブロケーションにあるUvarire村というところで、KathekaとKariruサブロケーションの村人を対象に実施され、約150名の村人が参加しました。先ずケニア森林公社(KFS)の方から参加型森林管理計画(Participatory Forest Management Plan, PFMP)と村落森林協会(Community Forest Association, CFA)の設置について説明がなされました。様々な議論が出された後、PFMPを進めていくために、ローカルプラニングチーム(Local Planning Team、LPT)のメンバーの選出が行われました。LPTメンバーの選出にあたっては、年配、若者、女性等の各層からメンバーを選出して、偏りがないメンバー構成としています。
2日目はKiangombe森林に関係する別な村落であるGangaraサブロケーションにあるMichengethio村でKivueとGangaraサブロケーションの村人を対象に開催され、約100名の村人が参加しました。1日目と同様にKFSからPFMPとCFAの説明がなされ、質疑応答の後、LPTメンバーが選出されました。
今後については、Kiangombe森林に関係している残りの村落を対象に、バラサを実施し(2か所)、2月上旬にエンブカウンティ政府、他の関係機関、CFAメンバーの代表等を集めたスコーピングワークショップ(1日)を開催する予定です。
バラサ会議の様子(Uvarire村)
バラサ会議の様子(Michengethio村)
また、タイタタベタカウンティについては、エンブカウンティと同様にGodoma村でバラサを12月20日にBura森林について開催しました。Mrugwa、Godoma、Mwakitauという3つのサブロケーションの村人を対象に実施され、約90名の村人が参加しました。
バラサ会議の様子(Godoma村)