2020年12月16日
2020年12月16日に日本人専門家チーム、ケニア高速道路公社等のケニア側実施機関の技術者22名参加のもと、橋梁補修に関する会議をオンラインにより開催しました。
会議では、1)同年11月より実施しているベースライン調査の中間報告、2)日本人専門家による日本を事例とした典型的な橋梁の問題及び補修方法について、体系的に解説を行いました。本プロジェクトでは、6件のパイロットプロジェクトを計画しており、維持管理手法の検証や補修マニュアルの実証を予定しています。
意見交換においては、橋梁や構造物の初期品質の重要性が言及されました。一方、ケニアにおいては、鋼材の盗難(鋼桁やガードレール)が頻繁に発生することから、本プロジェクトの実施機関であるケニア高速道路公社等の道路管理者が苦慮している点も言及されました。今後の活動において、これらの対応をケニア側実施機関の技術者とともに検討していく予定です。
ケニアでの橋梁補修現場の様子(床版の取り換え)
ベースライン調査の様子
鋼材が盗難された様子