2021年9月11日
2021年9月7日から11日にかけてモンバサ地域に出張し、計9橋(建設中1橋含む)を視察しました。視察した橋梁は以下の通りです。
i.Thange Bridge
ii.Maji ya Chumvi Bridge
iii.Nyali Bridge (我が国の有償資金協力により建設)
iv.Mtwapa Bridge (我が国の有償資金協力により建設)
v.Mbogolo Bridge
vi.Kilifi Bridge (我が国の有償資金協力により建設)
vii.Sabaki Bridge (我が国の無償資金協力により建設)
viii.Mombasa Southern Bypass Project (我が国の有償資金協力により建設中)
ix.Kambu Bridge
視察の結果、上記のii. Maji ya Chumvi Bridgeは鋼桁が腐食、層状剥離、コンクリート床版のひび割れ、鉄筋露出が確認されました。また、v. Mbogolo Bridgeは橋台が沈下し、桁端が宙に浮いた片持ち梁の状態で供用されており、支点部のコンクリートが圧壊していました。
ix.Kambu Bridgeは片方の橋台が沈下し、コンクリートにより不陸整正がされていました。後日、視察結果を現地実施機関であるケニア高速道路公社(KeNHA)に報告し、今後対策工が検討されます。
Maji ya Chumvi Bridge 鈑桁下フランジの層状剥離
Maji ya Chumvi Bridge コンクリート床版のひび割れ・鉄筋露出
Mtwapa Bridge PC箱桁内の補強
Sabaki Bridge クラックゲージによるモニタリング
Mbogolo Bridge 支点上コンクリート桁の圧壊
Mbogolo Bridge 床版コンクリートの被り剥落、鉄筋露出
Mombasa Southern Bypass Project 橋脚の施工
Mombasa Southern Bypass Project ポステン桁の製作ヤード
Kambu Bridge 橋台(右側)の沈下
Kambu Bridge 路面の状況(コンクリートで不陸整正)