2022年2月9日
2022年2月9日に日本人専門家チーム、ケニア側実施機関の参加のもと第3回Joint Coordination Committee(JCC)会議を対面により開催いたしました。日本からはオンラインで参加をいたしました。本会議に先立ち第3回National Working Group(NWG)を2月3日に開催し道路関係公社からなるSWGメンバーによりプロジェクト進捗やJCCへの答申次項について協議をいたしました。
第3回JCCでは、これまでのプロジェクト進捗とプロジェクトのモニタリング結果について報告がなされました。
プロジェクトの進捗は計画27%に対し、実績(人材の投入)が24.3%と新型コロナウイルス感染症の影響を若干受けていますが、リモートの会議などを組み合わせて活動を継続しています。主に下記の進捗が報告され、今後の活動計画を確認いたしました。
成果1 橋梁点検:年間道路性状調査を活用した橋梁簡易点検の現地トレーニングを実施し、3つの地方事務所をパイロットとして試行し、改善を図ること。
成果2 橋梁補修:パイロットプロジェクトステージ1(主に性能規定型道路維持管理(PBC)の受託業者による簡易補修)について対象3橋梁を確定し、実施すること。
成果3 橋梁データベース:アフリカ開発銀行のプロジェクトと協力し、妥当性をケーススタディなどで検証しつつ改善を図ること
成果4 トレーニング:上記の活動をベースにトレーニングプログラムとして発展させること。
成果5 橋梁維持管理予算:現状で道路予算の一部に計上されている橋梁補修予算について、実効性を高めるために、道路と橋梁を区分した予算構成を検討すること。
また、2月28日~3月4日にかけ、第一回本邦研修をオンラインにて実施することが報告されました。
会議 | 参加者数 | 参加機関 |
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第3回JCC 2022年2月9日開催 |
22名 | 運輸インフラ省、ケニア高速道路公社、ケニア道路基金、JICA本部、JICAケニア事務所、JICA日本人専門家 |
第2回NWG 2022年2月3日開催 |
28名 | 運輸インフラ省、ケニア高速道路公社、ケニア道路基金、ケニア都市道路公社、ケニア地方道路公社、ケニア野生生物公社、ケニア道路・建築技術院、国家建設公社、JICA日本人専門家 |
第三回JCCの開催