2020年11月4日
11月4日、プロジェクトの協力機関の一つであるチュイスッツ酪農家協会にて、牛の飼料となるサイレージの調製に関するセミナーが開催されました。
サイレージは、栄養価が高く、長期保存が可能な乳牛の飼料です。そのため、牧草が不足する冬期間の保存飼料として、本プロジェクトでは、その製造方法をキルギスの酪農家や関係者たちに技術移転してきました。また、サイレージ調製を行うサイロの建設についても、日本式バンカーサイロの建設をこれまで支援してきています。
チュイスッツ酪農家協会は、プロジェクトで技術移転された手法にてトウモロコシサイレージを生産し、今回は完成したサイレージを開封し、参加者に披露しました。
当日は、約300人の農民や関係者が近隣の郡からも参加しました。また、乳業会社による乳製品の試食等も行われ、大変盛況なセミナーとなりました。
今後、セミナーに参加した酪農家がサイレージ調製技術を取り入れ、この技術がより多くの酪農家に普及する事が期待されます。
サイロの上で説明を行うチュイスッツ酪農家協会のヌルベック会長。周辺地域からも多くの酪農家が参加
開封したサイレージを見学する参加者たち
新しいサイレージをもらい、おいしそうに食べる牛たち
協力機関の一つであるカントスッツ乳業会社は、牛乳・乳製品(プロジェクトで生産された牛乳を含む)のデモンストレーション、試食を行いました。