日本から無償供与されたバス車輌
ラオスの首都ビエンチャンでは、年々進む都市化と人口の増加、経済活動も活発化する中で、乗用車、バイクなどの利用が著しく、車両登録台数は、2005年から2015年にかけて20万台から70万台と急増しています。こうしたプライベートの交通手段の増加により、朝と夕方のピーク時を中心に大規模な交通渋滞が発生しています。
ビエンチャンにおける公共バス運行は、100%国営のビエンチャンバス公社によって担われています。バス公社は耐用年数・走行可能距離を大幅に超過したバスを修理、維持管理しながら運行していますが、車両老朽化に伴う走行可能バス台数の減少やサービスの質の低さからバス利用者数は減少傾向にあり、2…