2022年11月18日
3月27日に業務調整専門家の着任をもってプロジェクトを開始し、5月11日に質改善専門家(成果1担当)、5月21日にチーフアドバイザーが着任しました。また、7月2日~8月28日には、短期専門家が着任しビエンチャンおよび南部4県(チャンパサック県、サラワン県、セコン県、アタプー県)で成果2に関する病院会計(健康保険基金管理を含む)実態調査を実施しました。
9月16日にチャンパサック県にてQHCFプロジェクトのキックオフミーティングを開催し、プロジェクトの開始が公式にアナウンスされました。この会議で、各県が実施している保健医療サービスの質改善活動の現状と課題を共有し、また、短期専門家より病院会計実態調査の結果が報告され、今後の予定をカウンターパートと確認しました。
保健省治療リハビリテーション局(DHR)の計画する保健医療施設評価の国家基準(5 goods 1 satisfaction standards:5G1S)を用いた全国の保健医療施設アセスメントの実施に向け、プロジェクト対象4県の県レベルの評価者養成のための研修が10月24日~28日に、チャンパサック県にて実施されました。中央からは、保健省DHRの他、保健科学大学や中央病院から21名の講師が、各県からは県保健局、県病院合わせて74名の研修生が、WHOから数名のスーパーバイザーが参加しました。今後、プロジェクトでは、今回の研修をもとに南部各県で実施される5G1Sを用いた評価について支援していきます。
10月24日~11月4日に保健省国家健康保険局(NHIB)と県、郡へのスーパービジョンが行われました。NHIBは2チームに分かれ、2週間かけて、4県の県および郡(各県2~4郡)レベルを訪問し、スタッフの配置、報告書の提出、医療費の受け取りなどについて確認するとともに、業務上で困難に感じていること、中央レベルからどのような支援が必要か、聞き取りを行いました。スーパービジョン終了後、短期専門家の調査結果も踏まえ、NHIBとプロジェクトによる県、郡への支援計画を立てる予定になっています。
キックオフ会議開催。保健省および南部4県のカウンターパートが一堂に集まる。
南部のチャンパサック県にて開催されたキックオフ会議。定着しつつあるハイブリット会議で日本やビエンチャンからも参加者多数。
5日間の国家基準(5 goods 1 satisfaction standards:5G1S)を用いた保健医療施設評価者養成研修終了。プロジェクト対象4県の県レベルの評価者への修了証授与。
国家基準(5 goods 1 satisfaction standards:5G1S)を用いた県病院内での自己評価の様子(サラワン県病院)
国家基準(5 goods 1 satisfaction standards:5G1S)を用いた県病院内での自己評価の様子(チャンパサック県病院)
保健省国家健康保険局(NHIB)と県、郡へのスーパービジョンが開始。
それぞれの病院でスムーズな保険手続きができるよう、患者さんに向けた案内を掲示。
それぞれの病院でスムーズな保険手続きができるよう、患者さんに向けた案内を掲示。
健康保険情報のデータ入力および提出、病院の財務管理に必須のノート型パソコンを郡保健局および郡病院へ供与。