ラオス政府は、商業的農業の推進に力を入れており、フードバリューチェーン(FVC)強化が重要な政策目標となっている。しかし、ラオスでは、市場動向に合致しない生産体制や、生産・収穫後処理等に関する技術や施設の不足、市場取引システムの未整備、金融アクセス困難といったビジネスサポート・インフラ整備に関する課題のほか、FVC関係者間の情報ギャップに起因する課題等によりFVCの各段階で十分に付加価値を高められていないため、農家の経営が不安定な状況となっている。そこで、本事業ではFVC強化を通じた農産品の高付加価値化により商業的農業の推進に寄与するマスタープランの策定を支援する。