2015年1月31日
2014年9月中旬から2015年1月末までの期間、アロチャ・マンゴロ県における5コミューンでの活動を委託した2NGOとの再委託契約が、2015年1月末を持って終了しました。
プロジェクトは両NGOを対象の次の項目における評価を実施しました。その結果、両NGOとも想定された成果を上げることができました。
・研修数(植林、改良かまど、ラバカ対策)
・住民活動のモニタリングとフォローアップ戦略の策定と実践
・新規コミューンにおける研修開始戦略の策定と実践
・普及地域の段階的な拡大戦略の策定と実践
研修名 | 研修実績数 | 研修参加者数 | ||
---|---|---|---|---|
男性 | 女性 | 合計 | ||
改良カマド研修(ToT) | 57 | 115 | 137 | 252 |
改良カマド研修 | 834 | 6,317 | 8,452 | 14,769 |
ライチ研修 取り木処理(ToT) | 64 | 149 | 137 | 286 |
ライチ研修 取り木処理 | 168 | 1,472 | 1,344 | 2,816 |
ライチ研修 ポット移植(ToT) | 30 | 63 | 71 | 134 |
ライチ研修 ポット移植 | 134 | 983 | 912 | 1,895 |
ライチ研修 定植(ToT) | 21 | 74 | 89 | 163 |
ライチ研修 定植 | 146 | 4,550 | 4,462 | 9,012 |
植林(採種・播種)研修(ToT) | 53 | 134 | 133 | 267 |
植林(採種・播種)研修 | 251 | 5,836 | 5,324 | 11,160 |
植林(移植・定植)研修(ToT) | 55 | 126 | 78 | 204 |
植林(移植・定植)研修 | 320 | 2,266 | 2,256 | 4,522 |
ラバカ対策・予備ミーティング | 32 | 320 | 93 | 413 |
ラバカ安定化研修 | 27 | 312 | 79 | 391 |
合計 | 2,192 | 22,717 | 23,567 | 46,284 |
研修名 | 研修実績数 | 研修参加者数 | ||
---|---|---|---|---|
男性 | 女性 | 合計 | ||
改良カマド研修(ToT) | 25 | 139 | 136 | 275 |
改良カマド研修 | 239 | 2,000 | 2,528 | 4,528 |
植林(採種・播種)研修(ToT) | 26 | 170 | 205 | 375 |
植林(採種・播種)研修 | 188 | 2,129 | 1,335 | 3,464 |
植林(移植・山出し)研修(ToT) | 10 | 60 | 37 | 97 |
植林(移植・山出し)研修 | 175 | 1,619 | 1,078 | 2,697 |
ラバカ安定化研修 準備会合 | 19 | 210 | 96 | 306 |
ラバカ対策研修 | 18 | 103 | 15 | 118 |
合計 | 700 | 6,430 | 5,430 | 11,960 |
2014年10月からエリアマネージャーとローカルトレーナーとの連絡と支払いのシステムを変更しました。具体的には連絡帳とモニタリング帳を導入し、サービスの提供と支払いまでの期間を短縮(可能な場合には即日)することとしました。これによって、エリア・マネージャーとローカル・トレーナーとの信頼関係が深まったとの報告がありました。また以前は、ローカル・トレーナーへの支払いを目的に、村に通っていたエリア・マネージャーがその本来業務である住民活動のフォローアップに専念することができるようになり、旧3コミューン13,000世帯の約60%の世帯がエリア・マネージャーによって訪問され、継続的に活動をフォローアップすることができています。
12月の活動報告でPRODAIREのローカル・トレーナーとPAPRizのアニメーター兼インストラクター間のコミュニケーションの問題を報告しました。今月はコミュニケーションの流れを短くすることによってこれらの問題に対応しました。PRODAIREのローカル・トレーナーとPAPRizのインストラクターが研修開催日に関して、直接コンタクトを取り研修を実施するという方法です。これによって、住民からの研修の要望にすぐに応えることが可能となり、研修実施までの期間を短縮することができました。
また、稲作研修数と参加者の観点から多くの成果が得られたと、PAPRiz専門家よりコメントをいただきました。
2月18日 三浦専門家離任
2月18日 小川専門家離任
ラバカ対策研修において、流れる土砂とせき止める柵を作っている様子(ムララノクロム・コミューン、アンボヒデラヒー・フクタン)
播種研修後に、配布されたユーカリの種を持ちかえった参加者が個人苗畑を作成。ポリタンクを苗畑代わりに活用している(アンディラナトビ・コミューン)
移植研修でユーカリの苗木を移植する参加者(ラノマインティ・コミューン)
山出し研修において、ユーカリの苗を移植する参加者(アンドレバケリスッド・コミューン)
エリア・マネージャーによる住民活動のモニタリング。雨期には道が水没してしまい、村に行くのも一苦労。安全第一で活動をしています(ムララノクロム・コミューン、PC区)
研修を実施したローカル・トレーナーには、ローカル・トレーナー証明書が配布される。写真は改良かまどのローカル・トレーナー(ムララノクロム・コミューン、チャラホネナナ・フクタン)