2022年11月9日
「これまでの人生で、成功体験を実感したことは一度もありませんでした。MA-SHEPを通して人生で初めて成功することを経験し、人生が変わりました。」
ンサンジェ県のムテンデレMA-SHEPグループのサミュエル・ピンドゥさんは、そう語ります。
「以前は、ラッカセイやソルガムを育てローカルマーケットで販売していましたが、利益はほとんどありませんでした。グループは2016年に始まりましたが、グループメンバーのほとんどが同じような状況でした。2020年にMA-SHEPが始まり、マーケット調査を通して様々な野菜が市場において高値で取引されていることを知りました。市場で需要が高いトマトやタマネギの栽培を始めてすぐに現金収入を得る経験をしました。現在はサツマイモとグリーンメイズも加えた4種類の作物を作るようになりました。グループとして同じ作物を育てることで私たちのグループが市場で認知されはじめ、グループ名もムテンデレグループからムテンデレMA-SHEPグループに変更しました。そして、2021年11月にはWFPが給食プログラムを行っているいくつかの小学校の購買入札へ応札しました。その結果、一つの小学校から野菜の売買契約を取ることができました。現在では4つの小学校から契約を勝ち取り、毎週野菜を出荷しています。MA-SHEPから学んだ一つの小さな成功体験が、私たちのグループを短い期間でここまで大きく成長させてくれました。ムテンデレMA-SHEPは今後も大きく前進していきます。」
MA-SHEPでは、2022年7月から9月にかけて200名の農家へ個別インタビューを実施しました。今後も成功事例を紹介していきます。
成功体験について語るムテンデレMA-SHEPグループの農家 サミュエル・ピンドゥさん
2021年に建設した住居とピンドゥさん
2022年に購入した牡牛