2019年8月13日
2019年7月1日から3週間の日程で、本プロジェクトのモデル校4校のコア教員(自動車産業コースの生徒を指導する教員を育成する役割を持つ教員)24名への最後の研修を行いました。これにより、3年半続いた研修がすべて終了しました。
コア教員の皆さんはこれまでに日本での研修を含め日本人専門家から要素技術15教科、管理技術7教科、テクニカルトラック4教科の広範囲にわたる技術移転を受けましたが、全員がすべての課程を優秀な成績で修了することができました。
今回の研修では、コア教員は実際に授業で学生を指導した経験をもとに、日本人専門家が提供した教材に手を加え、新たに自動車産業コースを開講する学校(普及校)の教員を養成するための教材を作りました。また、教科ごとの教育計画書であるシラバスや演習の進め方を示した指導要綱の改訂にも取り組み、よりメキシコの自動車産業に合った内容へと改良することができました。研修の終わりにはコア教員の最終認定テストも実施しましたが、全員が優秀な成績で合格しました。
本プロジェクト終了後もメキシコ側が自律して自動車産業界の発展に貢献できる人材を輩出し続けられるよう、残りのプロジェクト期間で体制の整備を進めていきます。
「プラスチック成形」補完研修
「プレス加工」補完研修
普及校の教員養成のための教材づくり
「指導要綱」改訂の取り組み
最終認定テスト