2017年5月16日
昨年に引き続き、救急医療の専門家である木村昭夫医師と藤田智医師による技術指導が行われました。
2名の専門家の指導の下、昨年開発されたシミュレーションを主体としたAALS研修(Advanced Assessment and Life Support )に新たな手技を加えるなど改変が行われ、よりモンゴルの状況に即した救急診療全般に活用できる研修パッケージに改善しました。
またこの間、モンゴル人医師で継続して研修開催を可能にするため新たに8名のインストラクターも養成されました。
更に当専門家の派遣期間にあわせてレジデント研修の救急医療プログラム改善のための検討会が開催されました。モンゴル救急医療学会のメンバー、医科大学の関係者も参加し、2名の専門家からは日本の救急医療研修プログラムの状況、モンゴル側からは日本のプログラムを参考にした改訂版プログラムの概要紹介が行われ、その後活発な質疑応答、討論が行われました。モンゴルではレジデント研修制度改革の準備が行われていますが、救急医療プログラムの改定作業も継続して行われることになります。
当プロジェクトでは引き続き専門家の派遣をとおしモンゴル救急医療の発展のため協力していきます。
新しいインストラクターによる熱の入った指導
研修終了後の集合写真(新インストラクターと受講者)
救急医療プログラム改善のための検討会