2018年1月19日
1月18日、ウランバートル市における障害者の社会参加促進(DPUB)プロジェクトと合同で、ハンオール区社会保険事務所を訪問し、社会保険庁の職員に対し、DET(障害平等)研修を実施し、その後、同事務所のアクセシビリティチェックを行いました。
現在、モンゴル社会保険庁では、これまでに日本へ研修に行った職員たちの間で業務改善案を競い合うコンテストを実施しています。その一環として、2017年11月に行われた日本研修の参加者が中心となり、SINRAIプロジェクトに対して、DET研修及びアクセシビリティチェックの実施の依頼があったことから、今回の訪問と研修が実現しました。
研修には、日本での研修に参加した職員だけでなく、ハンオール区社会保険事務所の職員も参加しました。ファシリテーターからの問いかけに熱心に答える姿が多く見られ、実りの多い研修となりました。また、アクセシビリティチェックでも、職員が積極的に協力し、今後の施設の改善のため意欲的に取り組んでいました。
これまで、SINRAIプロジェクトが始まり1年半が過ぎましたが、今回のように、モンゴル社会保険庁の職員がイニシアティブを取り、業務改善に取り組んでいることは、プロジェクトとしても非常に喜ばしいことです。今後、このような取組みがより多くの職員により行われ、社会保険庁および事務所へのお客様、とりわけ障害者を対象としたサービスの更なる向上をはじめとした業務改善の取組みが全国に広がっていくことを期待しています。
DET研修の様子1。研修は、ファシリテーターと参加者がお互いに意見交換しながら進められます。
DET研修の様子2。
DET研修ファシリテーターとDPUBプロジェクト専門家およびアシスタントの方々。
アクセシビリティチェックの様子1。
アクセシビリティチェックの様子2。お客様対応カウンターの高さを計っています。