2018年11月13日
2018年11月12日と13日の2日間、国家監査庁、ウランバートル市をはじめとする耐震診断実施の関係省庁・機関、及び民間企業から計64人の技術者が参加し、国家非常事態庁(NEMA)に供与した耐震診断用機材を用いて、建物耐震診断に関わる講習会を建設開発センターにて開催しました。
講習会の講師は、本プロジェクトのワーキンググループメンバーに加え、日本人専門家やモンゴル科学技術大学出身エンジニアが担当しました。機材の説明及び耐震診断における利用方法についての講義に引き続き、シュミットハンマーによるコンクリート強度の測定、電磁測定器による鉄筋の位置・深さ・直径の測定といった実技も実施されました。
講習会後のアンケートによれば、実際に機材を体験使用できたことに多くの参加者が満足を得ていたことがわかりました。今後も耐震診断用機材を用いて、建築耐震補強設計の技術移転を実地演習も取り入れながら支援していきます。
講習会参加者
手持ちカメラを用いた機材の説明
コンクリート強度測定の実習
鉄筋測定の実習