2020年6月9日
2015年4月25日に発生したネパール地震から5年が経ち、住宅や公共施設の再建は着実に進んでいますが、人々の生活・生業を含む復興への道のりは未だ道半ばです。
日本の災害復興の経験からも言えるように、災害からの復興においては、発災前から地域社会の抱える課題に取り組み、より災害に強い社会づくりを行っていくことが大切です。
そこで、JICAではネパール地震で被災した地域を対象として、住民の参加型による地域の復興課題の抽出とより良い復興に向けた支援をさらに後押しするために「参加型地方復興プロジェクト」を開始しました。
このプロジェクトは、震災からの復旧・復興を支援するために、2015年7月から2019年12月まで「ネパール地震復旧・復興プロジェクト」の後継案件として開始されたものです。
2020年1月~2月にかけて、活動地域となっている4つの自治体で、行政官のみならず、地域住民を対象としたプロジェクト開始ミーティングを実施しました。
地域の復興を担う人々からは、新しいプロジェクトへの期待や、「未だ山積する復興課題を皆が協力して解決していかなければならない」、という声が聞かれ、良いスタートを切ることができました。
本ホームページでは、今後、各活動自治体の紹介を含む、活動の様子を順次公開していきますので、ぜひご覧ください。
バルパック-スリコット村では地域の学校でミーティングを行いました。
スタッフからのプロジェクト紹介の様子(チョータラ市)
覚書の交換(ヘランブ村)
パルンタール市での意見交換の様子