2019年3月20日
プロジェクトでは、5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を推進しており、その一環として資機材管理、区画線引き、ピクトグラム(絵文字)をCFPTに導入しています。
CFPTではこれまで、センター内で貸し借りされた機材をどこに戻すべきかわからずに、機材が行方不明になることが多くありました。また、使われている機材にラベルが貼られていなかったため、年1回行われる棚卸(インベントリー)調査において、帳簿上の機材の行方がわからないケースも多くありました。プロジェクトを通じて、CFPTではこれまでに5,000点以上もの機材にラベル(ID番号と場所番号)を貼った結果、資機材を適切に管理できるようになりました。ラベル貼りや整理整頓作業にはCFPT職員のみならず訓練生も参加し、資機材管理のノウハウを学ぶことができました。訓練生が就職した先でこうした活動を実践できるようになることも、この活動の狙いの1つです。
資機材の状態の情報は会計にも反映されます。CFPTは2018年3月の大統領令によって独立行政法人となったことから、財政面での透明性の確保が一層重要となっています。保有する資産価値を正確に把握し、独立行政法人としての説明責任を果たす上でも、5S活動は重要な役割を担っています。
通路と作業区を分離し、5S意識、安全意識を高めてワークショップから危険要素を排除するための区画線引きを実施しています。重機保守科においては、訓練生も区画線引きの準備作業(機材の移動など)に参加し、5S活動に積極的に取り組んでいます。
プロジェクトでは、CFPT内で5Sの理念に即した望ましい行動様式、安全・衛生の概念を浸透させるためのピクトグラム(絵文字)を作成し、校内に貼り出しています。5S活動を継続するためには、日々意識し続けることが必要であり、ピクトグラムは5Sの精神を職員および訓練生ひとりひとりに根付かせるために効果的です。
ラベルの貼られた機材
5S活動前
5S活動前
5S活動後
区画線
ピクトグラム1)(5S:整理・整頓・清掃・清潔・躾)
ピクトグラム2)(ごみはごみ箱に捨てましょう)