(和)看護師・助産師の臨床実習の質向上プロジェクト
(英)Project for Improvement of the Quality of Clinical Training of Nurses and Mid-wives
(仏)Projet d’Amélioration de la Qualité du Stage clinique des Infirmiers et des Sages-femmes
セネガル
2021年10月8日
ティエス州、ダカール州
2022年4月11日から2025年4月10日
(和)保健社会活動省
(英)Ministry of Health and Social Action
「セネガル国看護師・助産師の臨床実習の質向上プロジェクト(通称:アクシス(AQSIS))」が2022年4月に開始しました。同国では、より実践的な教育を行うコンピテンシーアプローチ(APC)の運用が2014年に始まりました。しかし、2020年に行われた全国統一国家試験の合格率は、看護師で39.7%、助産師で8.1%と低い水準にとどまっています。この原因の一つとして、臨地実習で十分な技術練習ができず、理論と実践の2つのパートに分かれる国家試験の実践パートに合格できない学生が多いことが挙げられます。より技術の高い保健人材を養成するため、本プロジェクトでは、保健人材養成校と保健医療施設の連携強化や実習の実施に関する規則や教材の標準化を通して、看護師・助産師教育における臨地実習の実施体制の強化及び質の向上を目指します。本プロジェクトで得られたグッドプラクティスは、同様の課題を抱える、セネガル国内の対象州以外の地域や近隣諸国にも共有していきます。
セネガルの看護師・助産師養成校が実施する臨地実習の実施体制が強化される。
より効果的、効率的な保健医療サービスを提供するために、セネガルの成果重視マネジメント能力が強化される。
1.直接介入州における養成校と保健医療施設の連携が強化される。
2.教員及び実習指導者が、臨地実習の実施体制に関して訓練を受ける。
3.国内及び近隣諸国と臨地実習運営実施に関するグッドプラクティスと経験が共有される。
1-1.臨地実習の実施体制における参加型アプローチに関する説明会を開催する。
1-2.全国レベルの協議の枠組みを作成する。
1-3.直接介入州に地域レベルの協議の枠組みを作成する。
1-4.臨地実習に関する行政文書の作成と共有のためのワークショップを開催する。
1-5.非直接介入州向けの経験共有ワークショップを開催し、ワークショップでの議論に基づいて問題を分析し、それらを行政文書に反映する。
2-1.臨地実習の実施体制に関する、教育文書の調整及び承認に関するワークショップを開催する。
2-2.臨地実習の実施体制に関する研修ワークショップを開催する。
2-3.モニタリング・評価ミッションを実施する。
3-1.近隣諸国へ臨地実習運営実施に関するグッドプラクティスと経験共有のためのワークショップを開催する。
3-2.モニタリングワークショップの開催およびベストプラクティスの実施に向けたサポートを行う。
・業務主任者
・保健行政
・看護助産教育
・保健人材計画/管理
・研修監理
1.カウンターパートの人材配置
2.プロジェクト事務所の設置
3.プロジェクト運営経費