2018年8月17日
8月9日 Tumbosa Village(ツンボサ村、ガダルカナル州対象村の1つ)
ガダルカナル州保健局のヘルスプロモーション・ユニットと非感染症対策チームが中心となり「対象村での成人病予防のための健康診断」を実施しました。
昨年研修を受けたツンボサ村の健康推進員は身長や体重測定を実践し、BMI(体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数)を算出。また体脂肪計を使って体脂肪率も確認しました。血圧及び血糖値は、看護師が調べた後にカウンセリングを通じて食事や運動に関する指導等を行いました。
今回は、ガダルカナル州保健局で研修中のヘルスプロモーションや栄養分野のソロモン国立大学の学生、JOCV(JICA青年海外協力隊)、KOICA(Korean International Cooperation Agency韓国国際協力団)のボランティアも参加し、盛大なイベントを開催することができました。
当日は、80人ほどの村人が集まり、30歳以上の約50名が健康診断を受け、カウンセラーから個別に実施された指導に耳を傾けていました。
なお、プロジェクトは下記の2点に重点を置き、今回の活動を実施しました。
1)健康推進員のエンパワメント(健康推進員や村落保健委員、村人を含むコミュニティの人々が問題点に気付き、自ら行動を起こすことを目的としている)。
2)これまで肥満や高血圧、高血糖等について危機感を持っていなかった村人が、栄養の重要性や運動の必要性について意識するように促す。
今後は、ツンボサ村の健康推進員が継続して身体検査を行うことにより、体重や体脂肪の推移を記録していくことになります。
身長を測る健康推進員
カウンセラーからの説明を受ける村長
足の悪いおじいちゃんへの栄養指導
BMIを計算する健康推進員
診察結果を確認する村人