2018年11月13日
2018年8月から10月にかけて、マキラ・ウラワ州のウラワ島及びガダルカナル州のマラウにて、2018年度の研修を実施。新たに6村が対象村として選ばれ、合計31名の健康推進員及び村落保健委員が研修に参加した。
健康推進員として参加した男性の1人は、最初の自己紹介の時に「コミュニティーから推薦され研修に参加することになったが、正直自信がない」と話していた。我々プロジェクトスタッフの間でも、もう少し研修に参加する人材の人選に関与しなくてはいけないのではないかとの意見もあったが、研修が進むにつれ、この参加者は積極的に質問をするようになり、研修最終日には、「自分こそが適任者だ。健康推進員になってよかった。」と熱意を持って話してくれた。今後、プロジェクトの活動を実施していく上で、プロジェクトスタッフにとっての楽しみが増えた。
また、昨年研修を受けたが、様々な理由で活動を続けることができなくなった健康推進員や村落保健委員がおり、メンバー入替の為に新しく任命された健康推進員と村落保健委員への短期集中研修を試験的に実施。今後も修正を加えながら、効率よく研修を実施できる方法を確立していく必要がある。
今後は、昨年対象として選定された9村と合わせ、計15村で活動を展開していく。
マラリアについての発表を準備する研修参加者
絵のカードを使って、加工品に使われている糖分や塩分について話し合う健康推進員
コミュニティでの活動に使う体脂肪計やメガホンを受け取る健康推進員
マラウ地域の健康推進員と村落保健委員のメンバー