スリランカにおいて、貧困削減、地域格差是正及び地域経済の安定化の観点から、農業生産性の向上と農家の生計向上が依然として重要な課題となっている。本事業では、農家の栽培技術の不足や限られた市場へのアクセスの課題に対し、JICAが農家の生計向上に有効なものとして推進している市場志向型農業振興(SHEP)アプローチを活用し、農家がより市場のニーズに合った作物を生産し、主体的に販売先を探求できるようになることを目指す。また、農家および市場関係者が抱える問題の改善に資する、サプライチェーンの強化に関する活動を通じ、農家の生計向上を目指す。