海洋マイクロプラスチックの調査を開始しました。

2023年1月17日

2022年8月22日、29日、10月26日、11月15日にバンコク近郊のシーチャン島で海洋マイクロプラスチックの調査を行いました。この調査はチュラロンコン大学に拠点を置く九州大学の海洋プラスチック研究センター(The Center for Ocean Plastic Studies:COPS)と協働で実施したものです。調査には本プロジェクト主幹研究者の磯辺教授とCOPSの研究員3名、チュラロンコン大学の技官2名と研究者1名が参加しました。調査では島の沿岸海域に観測定点を設定した上で、チュラロンコン大学が所有する調査船でマイクロプラスチックと動物プランクトンの採集を行いました。また、周辺のサンゴ礁でサンゴ組織片の採集を行いました。今後、サンプルの分析を進めることによりマイクロプラスチックの組成と動態、海洋生物への影響を明らかにする予定です。また、今後、乾期に採集を行い雨期のデータと比較することで、降雨が陸域から沿岸海域へのプラスチック流入にどのような影響を与えるのか明らかにする予定です。

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