戦略的幹部養成研修(ロップチェンルック)第1回本邦研修の実施

2019年12月18日

12月8日から18日にかけて、ロップチェンルック第1回本邦研修を実施しました。

ロップチェンルックへの協力はホーチミン国家政治学院(HCMA)において実施されている現地研修への日本人講師派遣と、その後の本邦研修の受入で構成しており、ベトナムにて提供した研修テーマ(公務員制度、環境政策)に対し、日本において両テーマにかかる意見交換や視察を通じてさらに理解を深めることを目的としています。さらに日本の文化・社会・経済状況に関する理解を深め、両国間のネットワークを強化するためのプログラムも取り入れています。

今般の本邦研修は、本プロジェクトを担当するHCMA副学院長(副大臣)を団長とし、ベトナムにおいて9月に実施された南川元環境事務次官による「環境政策」と、10月に実施された吉田人事官による「公務員制度」の講義を聴講した計95名より選定された18名を含む計20名を対象に実施しました。研修参加者は、16名が副大臣級、3名が局長級であり、中央或いは地方の党・国会・政府組織に所属する幹部です。

関係者との意見交換や視察を通じ、研修参加者からは「公害はベトナムでも深刻な問題であり、持続的な経済発展を目指したい」、「四日市市や川崎市が公害を克服してきた経験が非常に参考になった」といった意見が挙げられました。

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人事院にて。吉田人事官より現地研修にて講義いただいた「公務員制度」のフォローアップとして、講義後に現地或いは訪日後にあがった質問について意見交換を実施。

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名古屋商工会議所にて、中部経済界の方々と意見交換会の様子。ベトナム側より「対外経済政策」および「日本企業への期待」について発表の後、日本側各代表者よりベトナムでの事業について紹介がなされ、両者間の意見・情報交換を実施。