ベトナムにおいては、自国の産業の進展に伴い、知的財産権の保護の必要性が増大しています。加えて、2007年1月にベトナムがWTOに加盟したことにより今後の通商と産業の発展が期待されていること、日越共同イニシアチブや日越EPAにおいても知的財産権保護は重点項目として挙げられていることから、引き続きさらなる知的財産権の保護が求められると考えられます。
ベトナムに進出する外国企業の出願のみならず、ベトナム発の特許出願の増加も見込まれる中、発明の権利を適切に守るためにも、特許権成立までの期間短縮に加えて、審査実務の能力向上及びユーザーフレンドリーな施策の実現が望まれています。