ザンビアは、1964年の独立以来、銅資源に偏重した経済・産業構造を有しており、産業の多角化が長年の課題となっている。2006年以降、銅の国際価格が市場最高値圏で推移する中、ザンビアは平均5~7%のGDP成長率を記録して堅調な経済成長を続けていたが、2008年後半の世界金融危機や2013年以降の国際資源価格の急落により、2015年のGDP成長率は3.2%に減速し、インフレの高進や自国通貨の下落が2016年も継続している。
ザンビア政府は、銅資源への依存度が高く、国際市況に左右されやすい産業構造から、外国投資の増加を通じて産業を多角化し、経済成長を図ることを目的に、投資家に対する…