【実施報告】「難民の故郷の味フェア」開催しました/フェア期間の募金報告

2022年8月1日

展示の様子

2022年6月14日(火)から~6月27日(月)までの2週間、ひろしま国際プラザのレストラン「ラコルト」で「難民の故郷の味フェア」を開催しました。

毎年6月20日は 「世界難民の日」(World Refugee Day)。難民の保護と援助に対する世界的な関心を高めるため、2000年に制定されました。難民問題は世界の喫緊の課題となっており、残念ながら年々その数は増えています。そして日本にも、これまで1万人以上の難民が逃れてきており、もちろんウクライナ以外の国からの方も多くいらっしゃいますが、その事実はあまり知られていません。そして彼らにも、私たちと同じく、愛する故郷の味があります。
身近な食を通じて、これらの現状と課題、私たちになにができるかを考えるきっかけとするため、「世界難民の日」の前後2週間をフェア期間とし、レストラン「ラコルト」のエスニックバイキングメニューのうち毎日1品を、難民を多く輩出している国(過去に輩出していた国を含む)の料理を日替わりで提供しました。この様子はTVや新聞でも取り上げて頂き、またレストランを利用したお客様からも「今まで知らなかったけれど、美味しい食事を楽しみながら世界の問題に触れることができた」と好評でした。
レストランの前では難民問題に関する展示コーナーも設けました。また、フェア期間中に皆様からお寄せ頂いた募金5,026円を、日本に来た難民への支援活動を行う「認定NPO法人 難民支援協会 Japan Association for Refugees」へ寄付させて頂きました。ご協力ありがとうございました。
JICA中国では、これからも身近なテーマを通じて世界の問題に触れ、考える機会を提供していきます。