<イベント報告・大分>「ワールドフェスタ in ひた 2019」を共同で開催しました!

2019年10月2日

元青年海外協力隊員による海外体験談

ドミニカ共和国の展示ブースで説明に聞き入る子どもたち

スリランカの展示ブースでクイズに答える様子

SDGsの概要を学んだ後、チームでクイズの答えを探す

 8月31日(土)、日田市総合体育館にて、「ワールドフェスタ in ひた 2019」が開催されました。主催は、市内の全20公民館を運営する、一般財団法人日田市公民館運営事業団で、JICA九州は共催として関わり、今年で9回目です。対象は、市内の全20公民館の青少年教室に通う児童で、国際理解を深め、国際交流を推進し、国際協力への関心を高めることを目的として実施しています。

 今年は約280人の児童が参加し、48チーム(5~6人ずつ)に分かれ、国際体験ができる4ブロックを各チームで回りました。4ブロックの内容は、元青年海外協力隊員による海外体験談、世界の国とSDGs紹介の展示、留学生による世界の遊びゾーン・民族衣装で変身ゾーン、「クバーラ」体験(アフリカ・マダガスカルの鬼ごっこ)の構成で、児童らは盛り沢山の内容を終日楽しみました。

 JICA九州は、主に海外体験談と展示のブロックに参加しました。
 海外体験談では、元青年海外協力隊員2名(スリランカ・看護師/セントルシア・青少年活動)がそれぞれの派遣国の衣食住や子どもたちの様子、活動内容などについて、クイズやビデオ、音楽などを交えながら話しました。発表後、児童からは多くの質問が上がり、「将来は外国で働いてみたい」という声も聞かれました。

 展示ブロックでは、スリランカとドミニカ共和国の国紹介ブースとSDGs紹介ブースを出展しました。ドミニカ共和国ブースでは、大分大学に在籍中のJICA長期研修員(ドミニカ共和国出身)が直接、ブースを訪れた児童らと交流しながら、自国の位置や国旗、暮らしや食べ物などについて紹介しました。児童らはその他複数の国の展示ブースを訪ねて、その国の言葉で挨拶をして国旗シールを集め、最終的には世界一周ができるシールラリーに参加したり、「世界の秘密を探る指令書」の用紙を持ってチームで一緒にスタンプラリーに取り組み、各ブースでクイズに答えていくことで、全スタンプ達成を目指しました。

 イベントには、市内の小中学校に勤務する外国語指導助手(ALT)や別府市の立命館アジア太平洋大学(APU)の留学生も参加し、児童らは直接外国人と交流したり、学びながら積極的に質問したりするなど、国際交流・国際理解を楽しむ様子が見られました。本イベントが参加した児童の皆さんにとって、世界に関心を持つきっかけとなり、異文化を知ることの面白さや楽しさを感じてもらえたなら幸いです。

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