<イベント報告・大分>「おおいたワールドフェスタ2019」を共同で開催しました!

2019年11月8日

SDGsのさいころ作りに取り組む子どもたち

JICAブース全体の様子

My SDGs宣言!を短冊に記入する来場者

イベント終了後のSDGsツリー

メイン会場全体の様子

 10月26日(土)、大分市のコンパルホールにて、「おおいたワールドフェスタ2019」が開催されました。JICA九州と大分市は、10月6日の「国際協力の日」にちなみ、10月を「おおいた国際協力啓発月間」と定めており、本イベントは月間中のメインイベントとして実施されました。大分市主催、JICA九州共催のもと、この連携による取り組みは、今年で14回目になります。

 11時より開始し、5時間に及んだプログラムの中では、留学生による民族舞踊の披露や日本語スピーチコンテスト、市内の英語教室に通う子どもたちによるステージパフォーマンスやクラフトワークショップ、市内の高校生による古着ファッションショー「SDGirl’s COLLECTION ~大分から世界が変わる~」や開発途上国への支援物資の受付などが行われました。今年は約20の国際関係団体の参加があり、会場は終日に亘って多くの来場者で賑わい、累計約3,000名の方にお越しいただきました。

 JICA九州のブースでは、SDGs(国連制定の「持続可能な開発目標」)についてのパネル展示と参加型アクティビティを実施しました。SDGsのロゴデザインのさいころ作り(6面体、20面体)には、約50名の親子連れや児童らが訪れ、カラフルな図面の工作を楽しむ様子が見られました。また、「My SDGs宣言!」コーナーでは、SDGsを「自分ゴト」として捉える機会として、日常生活の中で個人レベルで実践できることを短冊に記入していただき、SDGsツリー(模造紙)にどんどん貼っていってもらいました。イベント終了後のツリーには、多くの参加者の個人目標や願いが沢山実っていました。

 以下、「My SDGs宣言!」にご参加下さった方々の目標や願いを一部紹介します。
・食べる分だけを作って、みんなで美味しく食べていきたいです。(目標2:飢餓をゼロに)
・日本の高度な医療技術を海外へ!(目標3:すべての人に健康と福祉を)
・Helping people of all back ground to respect and celebrate their gender identity.(どんなバックグラウンドを持つ人も自分自身の性別:ジェンダー・アイデンティティーを大いに尊重できるよう支援する。)(目標5:ジェンダー平等を実現しよう)
・プラゴミを海に捨てないようにしよう。(目標14:海の豊かさを守ろう)
・Plant flowers in my garden.(自分の庭に花を植える。)(目標15:陸の豊かさも守ろう)

 また、大分県JICA派遣専門家連絡会による講演『ドミニカ共和国の医療支援 — 難しさと楽しさ』や、海外協力隊OB・OGで構成されている大分県青年海外協力協会による世界の料理ブースへの出展がありました。ブースでは、オーストラリア発祥の手作りアンザックビスケットと珍しいラオス産コーヒーの販売、そしてタイの布やアクセサリー等の販売が行われました。

 本イベントを通じて、日頃あまり触れる機会のない多種多様な文化に触れ合い、世界を少しでも身近に感じていただけたなら幸いです。ご来場、誠にありがとうございました。