2016年5月16日
タイの農業局職員は全国に約3千人おり、その多くが研究員で、各自何らかの研究事業を抱えています。農業局長のソムチャイ氏も病理学の学位を持つ研究熱心な方で、本プロジェクトの病害虫対策には並々ならぬ関心を抱かれています。しかし、その上で同局長が問われるのが「本プロジェクトは、タイのキャッサバ産業に、どんなメリットがあるのか?」です。タイは東南アジアでは先進国ですから、各国のプロジェクトには、タイのノウハウを奪うばかりで、肝心のタイには何のメリットもない事もあり、憤りを感じている由です。微笑みの裏に秘められた本音を肝に銘じ、ウィンウィンの関係を築かなければなりません。
局長訪問は農業局のHPですぐさま紹介される
農業局畑作育種専門家ピチェットさん(右から二人目)と