2016年7月6日
それはアグリバディ社・北浦社長の一言で始まりました。「わたしも含めたカンボジアの農家は、もっと、『カンボジアの、カンボジアによる、カンボジアのための農業』を目指すべきではないでしょうか?」すると、出光興産の古谷次長が「カンボジア政府の明確なバイオ燃料政策があれば、キャッサバを原料にバイオエタノールを製造し、それをカンボジア国内で販売する、国内完結型のバリューチェーンが構築出来るのでは?」と水を向けます。すると、カンボジア農林水産省農業総局のイヴ・ピルン次長が「ぜひそのような方向で政策提言していきたい」と呼応し、更には、3,400農家を束ねるキャッサバ農業組合長のソクセンさんも「そのバイオエタノールを作るのに、どれだけキャッサバが必要なんです?」と真顔で聞きます。意見がつながり活発化するにつれ、一陣の「トリプル・ウィンの風」を感じたのは、きっと私だけではないでしょう。
シンポジウムで現状報告する現地チップ工場代表(右端)
バッタンバン大学パオ博士
バッタンバン大学エムトティム学長
キャッサバ農業組合長ソクセンさん
出光興産古谷次長
出光セゾンマイクロファイナンス(カンボジア)社長
カンボジア農林水産省農業総局工芸作物局イヴ・ピルン次長
アグリバディ社北浦社長
バイオアグリカンボジア社亀田社長
キャッサバ農家の方々
シンポジウム参加者一同
シンポジウムを傍聴したバッタンバン大学の学生たち