2016年8月11日
キャッサバの病気の中には昆虫によって媒介されるものも多く、その媒介昆虫の同定・媒介ルートの調査にあたっては病理対策チームと害虫対策チームの共同調査が必要になることもあります。今回、病理対策チームの遠征調査に合わせ、九州大学の田中特任助教が同行し、発生していた害虫の調査を並行して行いました。この調査でも多数の病害虫標本が得られ、今後の同定が待たれるところです。
アリ(コナカイガラムシ類の栄養共生者として重要)を観察中の田中研究員
ウイルス媒介虫の可能性のある微小なコナジラミの幼虫
Long tailed mealybugと呼ばれるPseudococcus属のコナカイガラムシの一種
キャッサバ・コナカイガラムシPhenacoccus manihotiの可能性の高いコナカイガラムシ