2018年7月29日
ウイルス病の拡大原因が、苗を購入する生産農家にあることがわかってきましたので、「感染した苗に手を出すと、健全な苗を買った場合にくらべて、どれだけの不利益をこうむるのか?」という問いに答えることが大事になってきます。そのためには、きちんとした比較試験が必要ですが、とりあえず、おおまかな傾向を得るために、タイニン省の感染株のイモの収量を、同一品種の平均的な終了と比較する作業を行いました。その結果、統計的な処理はまだ行われていませんが、感染の時期が早いほど植物への悪影響が多い傾向がわかりました。このことは、健全な苗を利用しない場合の被害が激甚になることを示しています。
調査試験をリードする九州大学に留学中の植物防疫局チエンさん(右端)
収穫されたキャッサバ・イモ
イモの重量を計測
株の高さを計測