2016年11月25日
ポトシ県庁水・衛生ユニット(UNASBA)は上水用水源開発を担当しています。上水が整備されていない場所に深堀掘削を実施することがUNASBAの1つのミッションであり、掘削や揚水試験に必要な資機材は2004年にJICAの「地方地下水開発計画」プロジェクトによって供与されました。
しかし、PRODIBAS(ポトシ県南西部基礎インフラ整備促進プロジェクト)が支援するポトシ県庁事業調整・実施委員会を通じ、は同資機材が効率よく利用されていないことが明らかになりました。そこで、2016年9月から11月に渡り、ポトシ県南西部のLlica市の4つの村落でUNASBAの技師の能力強化を実施しました。
適切な調整や計画を通じて3〜4日間で掘削を実施し、1日で揚水試験を完了できることから、ポトシ県の上水のカバー率向上に大きく貢献できることが期待されます。
また、今回の研修対象者は特に経験がなかったにもかかわらず、井戸3本を12日間という早い期間で完了することができました。今後、UNASBAは本研修で得た知識を活用し、ポトシ県で井戸を整備し続けていきます。
掘削等に必要な資機材
UNASBAの技師とPRODIBASの講師
Llica市における専門家からの指導
Llica市における専門家からの指導
村落住民が掘削作業に参加
仮井戸の洗浄
掘削に必要なパイプの組み立て
井戸の洗浄
揚水試験
(Karen Sanjinés氏、PRODIBASローカルコンサルタント)