コンゴ民の失業率は4.6%(ILO, 2020年)、不完全雇用率は50%以上と推定されている(ILO, 2019年)。特に若者の失業問題は深刻であり、若年層失業率は35%となっている(同上)。長年の紛争等による大量の難民や除隊兵士が発生しており、若年層の失業率の高さが治安悪化の要因にもなっているため、平和の定着及び経済発展の観点から、特に若年層を対象とした職業訓練を通じた社会復帰・就業支援が喫緊の課題となっている。
当国政府は初中等教育省、技術・職業教育省、高等教育省、社会問題・人道的行動および国家の連帯省の4省により「教育・職業訓練セクター戦略(SDDEF:2016-2025」を策定…