2022年4月1日
本プロジェクトは、1月17日に開催された関係者間でのオンラインキックオフミーティングを皮切りに活動を開始しました。その後、3月10日から3月末日までの約3週間にわたり専門家チームが現地渡航し、スエズ運河庁(SCA:Suez Canal Authority)本部が所在するイスマイリアで第一次現地業務を行いました。今次現地業務期間中の3月15日には、第1回合同調整委員会(JCC:Joint Coordinating Committee)が開催されました。
オンラインで実施されたキックオフミーティングでは、専門家チームからプロジェクトの概要や実施体制、そして今後の業務計画などを説明しプロジェクトの目標達成に向け相互に理解し協力していくことが確認されました。具体的な活動内容についてもカウンターパートであるSCAのEconomic Unitから活発な意見・質問が出されました。
第1回JCCは、SCAから計画部長のほかEconomic Unitのメンバー、JICAエジプト事務所、我々専門家チームが参加、またオンラインでは在エジプト日本大使館、JICA本部、東京大学大学院工学系研究科柴崎研究室が参加するハイブリッド形式により実施されました。専門家チームからは、ワークプランを説明し承認を得るとともに、第1次渡航でのスケジュールや業務内容について議論を交わしました。
第1回JCC後は、現地で承認されたワークプランに基づいて、専門家チームから最新の需要予測、海運動向等に係るワークショップを計9回開催しました。
次回の渡航は7月末頃を予定しており、それまでの間、東大柴崎研究室によるオンライン研修を開催する予定です。
スエズ運河 コンテナ船通航状況
JCC開催状況