ガーナでは、2015年を達成期限としたミレニアム開発目標達成への取り組みの結果、母親と子どもの死亡率が半減するなど健康状態に改善が見られたものの、妊産婦死亡率は319(出生10万対)(注1)、新生児死亡率は29(出生1000対)、5歳未満児死亡率は60(出生1000対)(注2)と依然として高い数値にとどまっている。2017年4月ガーナ保健省が開催したヘルスサミットでは、さらなる健康増進に向け、保健サービスの質を改善することが喫緊の課題として提唱された。また、経済成長とともに住民の健康状態やサービスの提供やアクセスに地域格差も生まれ、これらの格差を是正しつつ母子保健を推進する必要がある。更に、日…