(1)当該国における保健セクターの開発実績(現状)と課題
ラオス国(以下ラオス)に対してはこれまで母子保健を中心とした技術協力、無償資金協力、有償資金協力を実施してきており、5歳未満児死亡率(/出生 1,000)の指標は、170(1993年)から79(2011年)に、また妊産婦死亡率(/出生 100,000)は、796(1995年)から220(2013年)まで大幅に改善した。しかし、依然として他の東南アジア諸国に比べて低い水準であるため、支援を継続していく必要がある。
またラオスは2025年までのユニバーサル・ヘルスカバレッジ(UHC)達成を掲げており、UHCの達成のためには、…