ミャンマーでは、地域の保健センターが基礎保健サービスを提供していますが、医療スタッフの人員不足や、医療サービスの量・質不足により、住民に広くサービスが届いていません。緊急時の地域から上位医療施設へのリファレル体制も不十分です。サービスを受ける側の住民も、保健知識の不足や医療施設への不信感などからサービスを利用しない、道路・経済事情などからアクセスできないという課題を抱えています。
本事業では、基礎保健サービスの担い手である地域の基礎保健スタッフ及び村落保健ワーカーを含むコミュニティ住民を対象として、ライフコース・アプローチに基づく基礎保健サービス提供の体制強化を行います。