ルワンダ国政府(以下、「ル」国)は、2000年に中長期的な国家開発計画「VISION2020」を策定し、2020年までに全国民に安全な水を提供することを目標に掲げている。実際、2011年時点の給水率は74.2%(第3回総合世帯の生活状況調査2010/2011年-EICV3)となっているものの、2012年時点で稼働している給水施設は6割弱(2012)ともされ、実際の安全な水へのアクセス率は統計値より大幅に低いと推定されている。また、このような給水施設の稼働率の低さの1つとして維持管理体制の脆弱さが挙げられている。「ル」国の地方給水は、谷底に位置する水源から標高差200m程度の尾根に集中する…
中央レベル(カウンターパート、以下「C/P」):水衛生公社地方給水局(Water and Sanitation Corporation, Rural Water Services:WASAC RWS)職員(6名:2015年4月時点)
地方レベル:東部県、モデル4郡、給水事業体(Water Service Providers:WSPs)のスタッフ