保健人材管理は保健システムの重要な一構成要素であり、MDGs達成に向けた横断的アプローチの一つとして注目されている。また、世界保健機関(WHO)は2006年の年次報告において保健人材不足を取り上げ、国際社会全体でこの問題に取り組む必要性を強調しているものの、ドナーからの支援が得られにくい分野となっている。
JICAは国立国際医療研究センター(NCGM)を実施機関とし、2009年度より仏語圏アフリカ諸国の保健人材管理関係者を対象とした本邦研修「仏語圏アフリカ保健人材管理」を実施し、2013年度時点で10か国、76名がこの研修に参加した。本邦研修の成果として、仏語圏アフリカ共通の保健人材管…