高校生がセンター訪問で参加型ワークショップを体験しました

2018年1月23日

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2018年1月23日(火)、福岡県立嘉穂東高等学校2年生39名がJICA九州国際センターを訪問しました。事前学習として、JICAのホームページや資料を見ながら「JICAのことを知らない人にJICAについて説明できる」レポートを書いたそうです。予め送付のあったレポートの一部をもとに当日の訪問プログラムを計画しました。

まず、JICA事業概要の説明では、レポートの復習を兼ねた補足説明をクイズ形式で行いました。レポートを書いたおかげか皆さんしっかり答えてくれていました。

その後、青年海外協力隊経験者による体験談を聞いてもらいました。ほとんどの皆さんがこの日初めてセンターに来たそうですが、青年海外協力隊については全員が知っていました。隊員経験者からは自分が高校生のときにどのような生活をしていたかという話も含め、任国スリランカでの活動についてご紹介しました。派遣されて初めて学ぶことも多いという話に、皆さん関心を持って聞いているようでした。途中で民族衣装を代表の生徒さんに着てもらう時間もあり、スリランカを少しでも身近に感じたのではないでしょうか。

最後に参加型ワークショップを行いました。まずは子ども兵士に関する短いアニメーションを見て世界で現実に起こっていることを知ってもらいました。その上で、子ども兵士を含めた児童労働を取り巻く環境を何とかするため、進行役から「皆さんにも今できる国際協力がある」と伝え、そのうちのひとつとして、フェアトレードという制度があることを紹介しました。日本ではまだ認知度の低いこのフェアトレードを広めようと"学校の文化祭でフェアトレード製品を売る"という設定で、フェアトレードチョコレートを売るためのキャッチフレーズをグループごとに考える時間を設けました。「あなたのChocoっとの協力で世界を救えます」「子ども達を笑顔にするチョコレート」など、短い時間の中で素敵な作品がいくつも出ていました。

今回のプログラムや、予定されている事後学習を通して何ができるのかを考えてもらい、実践してくれる人がいたら幸いです。