Junior Ranger Programの立ち上げ式を行いました。

世界レンジャー・デーの7月31日、ディヴィアカ・カラヴァスタ国立公園（DKNP）管理事務所にて、ジュニア・レンジャーの立ち上げ式を行いました。ジュニア・レンジャーは2018年にイタリアの援助を受けて国内各地の国立公園でメンバー募集が行われました。その後、予算不足、コロナ感染症の拡大などから規模を縮小し、現在、DKNPとアルバニア北部のプレスパ国立公園でかろうじて継続されていたのですが、この度、プロジェクトが進める持続的エコツーリズムと環境教育の最初の活動として、事業を再整理しJunior Ranger Programとして再始動するものです。

管理事務所の担当官は事前にディビアカ市教育局、市内の初等・中等校を訪問して説明会を行い、この日、グレード6からグレード9（日本の小学6年生から中学3年生までに相当）の男女生徒17名がジュニア・レンジャーに任命されました。立ち上げ式では公園所長の訓示のほか、動植物デッサンのミニ・ワークショップ、森林散策と自然観察が行われました。

また、立ち上げ式に先立ち、7月28日にはジュニア・レンジャーから8名の希望者を伴って、同じくジュニア・レンジャー活動を継続しているプレスパ国立公園を訪問、レンジャー同士のエクスチェンジ、公園内の視察などを行いました。

今後、ジュニア・レンジャー研修を実施するとともに、公園パトロール、モニタリングやアウェアネス・キャンペーンへの参加などを通じて、自然体験・学習の機会を提供していく予定です。