持続的農業促進のためのトレーニングを実施

2022年6月8日

6月8日、プロジェクトでは持続的農業の促進のためカラバスタ湖周辺に在住する農家を対象に、ティラナ農業大学の教授と共に第3回目のトレーニングを実施しました。

ティラナ農業大学の教授と、プロジェクトにより雇用した農業専門家は、持続的な農業のための講義を実施し、参加した農家へ持続的な農業のための知識や経験を伝えました。

従来の農法では、国立公園内の湖沼の水質に影響を及ぼす可能性があることが示されました。湖沼の水質への影響は、国立公園全体の生態系に対しても悪影響を及ぼすため、集約的農業から持続的農業へ移行していく必要性について協議が実施されました。更に、持続的な農業に関する農家からの意見やニーズを聞き取る機会にもなりました。

また、このトレーニングには、ティラナ農業大学の修士課程の学生も参加し、国立公園近辺の農家がどのように営農しているのかについて議論が行われました。本トレーニングは、持続的な農業の促進に加え、環境教育としても意義があるものでした。

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講師による説明と議論の様子

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持続的農業のパイロットサイト見学