地方防災計画策定8ステップ研修を実施しました

2019年6月17日

2019年6月14日と17日の2日間にわたり、日本人専門家とコスタリカの中央防災機関(CNE)、パイロット市及び各市の防災委員会による地方防災計画策定8ステップ研修がアラフエリタ市内の会場で実施され、市の職員および市防災委員会メンバー約20名が参加しました。

仙台防災枠組2015-2030のグローバルターゲット(e)「国家及び地方の防災戦略を有する国家数を大幅に増やす」のうち、地方防災計画の策定を推進するため、JICAは2020年に向けた地方防災計画の策定及び普及に係る実践指針を策定しました。
今回は、同指針に含まれる、実践的な地方防災計画を策定するための8ステップの実習をコスタリカのパイロット市職員及び市の防災委員会を対象に実施しました。

研修では、2日間をかけて実習形式で上述の8ステップに沿って作業を行い、リスク削減のための計画策定を行いました。また、必要な予算も含め、各市で考えられる構造物対策及び非構造物対策についても検討してもらう機会となりました。

今後、プロジェクトを通じて実施されているコミュニティ防災活動を含む非構造物対策と現実的な構造物対策との組み合わせによるリスク削減のための施策が計画的に実施されることが期待されます。

作成:佐野 康博(長期専門家)

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日本人専門家が地方防災計画策定8ステップを説明する様子

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研修参加者によるグループワークを行う様子

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日本人専門家が市レベルの災害情報の活用について説明する様子

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研修参加者による活発な協議が見られました

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実習形式で8ステップに沿って作業を行います

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プロジェクトマネージャーがコスタリカでのリスク削減対策の事例等を紹介しました