グアテマラで開催された第4回広域合同調整委員会(JCC)、広域ワークショップへ参加しました

2019年7月10日

2019年7月8日から10日にわたり、グアテマラ共和国アンティグア・グアテマラにおいて、第4回広域合同調整委員会(JCC)及び広域ワークショップが実施されました。中米6カ国のJICA専門家、防災機関関係者、プロジェクトパイロット地域関係者が招集され、エルサルバドルからは、日本人専門家と国家市民防災局(DGPC)副長官及びプロジェクトマネージャーが参加しました。

広域ワークショップでは、各国のプロジェクト優良事例が報告され、エルサルバドルは、DGPCプロジェクトマネージャーが、「防災・減災情報、災害対応能力指標データベースシステム」(データベースシステム)と「全国避難訓練実施のための事前研修」(避難訓練事前研修)について発表しました。データベースシステムは、Web上で防災・減災情報を収集するツールで、市の防災関係者が情報入力をします。2019年4月から情報入力を開始し、9月には情報分析を行い、報告書が作成される予定です。情報収集率等の今後の課題に対し、今回他国の参加者からのコメントも参考に改善を進め、防災情報のデータベースシステムの更なる活用が期待されています。

避難訓練事前研修については、特別支援学校教員を対象に実施した研修が紹介されました。2018年度に実施した研修では、学校防災委員会の運営方法や避難訓練実施のための計画立案の手順についての講義があり、参加者は避難訓練を実施する際の特別支援学校特有の課題について積極的に意見交換をしたという優良事例が説明されました。
避難訓練事前研修は大変好評で、今年度も実施される予定です。

作成:石田 夏樹(長期専門家)

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広域ワークショップにてプロジェクト優良事例を説明するプロジェクトマネージャー

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広域ワークショップで地方防災計画策定8ステップについて学ぶ、写真左からDGPC副長官、プロジェクトマネージャー及び日本人専門家

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広域合同調整委員会(JCC)にてミニッツに署名する各国代表者