第4回広域合同調整委員会(広域JCC)が開催されました

2019年7月10日

2019年7月10日、グアテマラ・アンティグア市において第4回広域合同調整委員会(広域JCC)が開催されました。広域JCCは、プロジェクト実施期間中の2016年から2020年までに5回の開催が予定されており、今回は4回目の開催になります。
コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、パナマの防災機関から組織を代表して長官・副長官、調整官、プロジェクトマネージャーおよび中米防災調整センター事務局(SE-CEPREDENAC)事務局長が集まり、プロジェクト活動報告の共有を経て、プロジェクト終了までのプロジェクト運営と活動計画について協議をし、最終合意されたものを会議議事録(M/M)として、各国と組織の代表者が調印しました。

協議では、プロジェクト実施体制の更新についての共有、残り1年となったプロジェクト活動内容のインパクトとプロジェクト成果の持続性の確保についての意見交換が行われました。
各国から、認証制度により防災リーダーの育成が進められていることや、災害情報システムの構築と研修が進展していること、市の防災課が設置されたことなど、コミュニティ防災普及のためのさまざまなメカニズムの紹介と共に、かかる成果の持続性確保の課題と取り組みについて議論がなされました。

今回の会議では、会議室内に各国がブース展示を行い、活動実績と好事例について参考資料や写真、ビデオを用いて紹介しました。SE-CEPREDENACが時間配分を管理することですべての各国ブースのプレゼンテーションを巡回できるよう工夫がされていた点も評価したいと思います。

中米広域防災能力向上プロジェクト・フェーズ2(BOSAI2)では、今回議論されたプロジェクト成果の持続性を含め、自立発展性の議論を今後も深めていきます。
次回の開催は、プロジェクト終了前の2020年6月を予定しています。

作成:井後 穂高(コンサルタント)

【画像】広域JCC署名。6か国およびSE-CEPREDENACが揃い、署名をしました。

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JCC実施状況。各国からの成果共有と持続性確保の意見交換が実施されました。

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各国ブース展示。パンフレット、資料、VTRなどを利用し、各国プロジェクトメンバーが説明しました。

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各国ブース展示。タイムキーパーが時間を管理し、国代表者がすべてのブースを回ることができるように工夫されました。