第1回技術委員会を開催しました

2019年7月8日

本プロジェクトでは、初等大衆教育省(MOPME)、初等教育局(DPE)及び開発パートナーで実施する第四次初等教育開発計画(PEDP4)において、特にコンポネント1の「教育の質」改善の目標達成に向けての活動を行っています。そのため、PEDP4との協調は活動を行っていく上で非常に重要です。PEDP4との調整にはDPE局長の本プロジェクトに対する理解が必須となることから、本プロジェクトでは新たに技術委員会を設置し、委員会での協議を通じてPEDP4と協調していきます。

その第1回目の技術委員会がDPEのPEDP4担当の局次長(ADG)を議長として7月8日に開催されました。技術委員会は、PEDP4の年次合同レビュー(JARM)の前の4月と10月、原則として年に2回の開催を予定していましたが、今回はDPEとの日程の調整やラマダンによる日本人スタッフの渡航制限により延期され7月の開催となりました。会議にはDPEの訓練課やモニタリング評価課、計画課の課長、副課長の他に、NCTBの代表者、NAPEの代表者、JICAバングラデシュ事務所の担当者を含む約30名が参加しました。

この会議の目的は、プロジェクトの進捗を共同で確認し、関係する問題について議論することです。第1回目は「技術委員会の紹介」と「ワークプランの説明と承認」を議題として協議を行ないました。会議ではまず、副総括が技術委員会の目的と内容について説明し、その後ワークプランに沿って、プロジェクトの活動であるカリキュラムの改訂、教科書、教員用指導書の改訂、初等教育ディプロマ(DPEd)の改訂と教材開発、小学校教員の継続的職能開発(CPD)フレームワークの開発について説明しました。会議の最後には、DPEのADGによって、今回の技術委員会での議論を通じて、ワークプランに記載されている活動への支援を行なうことが承認されました。第2回技術委員会は11月に開催される予定です。

文責:副総括 服部 浩昌

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プロジェクト活動に関して協議をする参加者

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プロジェクト活動の説明を聞くADGと参加者)