第4回技術支援委員会を開催しました

2020年12月22日

第4回技術委員会が12月22日に開催されました。議長はDPE(初等教育局)の新しい局長のMr Alamgir Mohammad Monsurul Alam氏でした。今回の委員会はZoomを使ってオンラインで開催しました。

会議の冒頭で、バングラデシュ国におけるこれまでのJICAによる教育支援やプロジェクトのフェーズ1からフェーズ3への流れについて説明したところ、DPEの局長からの感謝の言葉をいただき、新局長にJICAのこれまでの貢献について認知していただけました。

今回の議題は第3回技術委員会(2020年3月)からの進捗の確認と2020年10月から開始したプロジェクトの第2期のワークプランを説明してDPEの承認を得ることの二つでした。

カリキュラムの改訂についてはPEDP4の活動計画から大きく遅れており、MoPME(初等大衆教育省)による承認が遅れています。改訂版カリキュラムのMoPME承認が行われないと、全てのプロジェクト活動の進捗に影響することをDPE局長に伝えたところ、MoPMEに早急に承認を行うよう要請するということでした。DPEd(初等教育ディプロマ)やCPD(継続的職能開発)に関連する活動も遅れており、これについてはDPE局長がDPE訓練課長に対して、それぞれの活動を進めるよう指示されました。

COVID-19対策で第2期の活動に追加された算数ビデオ教材の開発については、プロジェクトと訓練課と協議を続けながら制作を続けているものの放送には至っておらず、今後、訓練課長と協議しながら早期の放送に向けて活動を続けることが確認されました。

NSA2021(全国学力調査)については実施することで進められているとDPEから報告がありました。この結果はプロジェクト目標の指標に使う計画ですが、DPE局長からNSA2021の結果はCOVID-19による閉校の影響で点数が下がるとの見解が示され、PDMの指標を見直す必要があるとの指摘がありました。この点については今後引き続いて関係者との議論を行っていきます。

文責:副総括 服部 浩昌

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会議中の参加者の様子:ZOOM

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参加者にプロジェクトの進捗を説明する副総括